サファイア役:高橋愛

愛ちゃんはさすがに宝塚に憧れてただけあって、舞台への力の入れようはかなり伝わって来た。
ただでさえ難しい男役と女役が混ざったような役柄。でも、本人は男役の方がすんなり出来たってコメントしてた。確かに、愛ちゃんの男役は姿勢も悪くないし、姿勢も梨華ちゃんのものに匹敵するぐらいしっかりしてた。歌もしっかり声が出てて、マルシアと一緒に歌う場面でも負けてなかった。
「あなたに会いたい」は鳥肌もんだった。
その中でも愛ちゃんがさすがだって思ったのは、梨華ちゃんとのダンスのシーン。
女の子らしいしなやかさはハロプロ随一。ダンスだって柔らかくて、小川の正反対に位置するタイプ。このしなやかさは女役の部分ですごい生かされてた。最後の女の子の魂を戻されて、フランツと結ばれる部分はヤバかった。もちろんヘケートの演技があるからこそ感動が強かったけど、愛ちゃんの女の子らしさ。舞台へのひたむきさ。男役での姿勢。背が低いから、ちょっと主役だと華が無いかなとか思ったけど、杞憂に終わったね。
どこをとってもまさに主役だった。