美勇伝。

9月23日に美勇伝が3周年を迎えた訳だし、それについて語ってみようか。

まず3年で出したシングルの総数は9枚。
おそらくコンスタントにコンサートを行ってるユニットとしては、かなり遅いペースでしょう。
逆にこの3年間で…というか、04年9月23日〜05年5月7日の間は梨華ちゃんは娘。としても活動していて、並行した期間があるのでその後約2年半の間で単独ツアーを4回、そしてHPPを1回やってきたのはここまでリリースのペースが遅いユニットとしてはある意味異例じゃないかなとは思います。
つまり、コンサートの内容は伝説1の時こそまだ持ち曲がかなり少なくいわゆるカラオケコンだったわけですが、アルバムが発売された後の伝説2以来は内容がその時に発売されたシングルくらいしか変化してないわけです。
ただセットのコンセプトとかはホントに美勇伝は力を入れてもらってるなっていうのは応援してるこっちも感じてます。
実際その時に発売されたシングル(2:クレナイの季節、3:愛すクリームとMyプリン、4:恋するエンジェルハート)の世界観がすごい出ていて、そういう面ではどこのユニットよりも誇れる部分だと思うし、4のDVDのオーディオコメンタリーの中で本人たちが語っていたように衣装なども実はかなりの枚数を1ツアーで着てるんですよね。数えた事無いですけど、娘。コンにも匹敵するくらいじゃないかなと思ったりしてます。

次に、曲が出ない事について。
スイートルームナンバー1が本当にいい出来だった…というか、ハロプロ楽曲大賞98−06の中でのアルバム部門でも10位に食い込むくらいでわりとヲタの中では名盤と呼ばれるレベルにもなってるんだと思うんです。そのアルバム曲と決別して新たな曲でツアーを作って行く事は美勇伝のステップアップには必要なことだし、もし新しいオリジナルアルバムが出るって話しになったら嬉しいと思うでしょう。でもそれと同時にしっかりコンセプトの設定さえしてくれれば絶対に今の曲ならツアーを失敗しないという自信も同時にあるんですよね。自分が自信があるとか言っても仕方ない事なんですが、それは非常に強く言いたいところです。だからこそ、今度発売されるアルバムがベストだっていうことは多少ほっとしてるところもあるんですよね。ベストアルバムだとだいたい今までの傾向だと新曲が1曲程度追加されるという形になります。その新曲がプラスされて、じゃじゃ馬だったり青春NIPPONだったりがいい刺激をリストに与えて伝説5は十分な内容なものになると思うんですよね。だから、アルバムに関しては自分の中ではすごい葛藤になっていたりします。ただ、どんなアルバムでも聞くに耐えないってようなものは出てこなかったし、それを実際美勇伝の3人がうちらの前でパフォーマンスしてくれればしっかり美勇伝に必要な曲になってくるとは思うんですがね。

あと美勇伝を語るにおいて避けては通れないのがコンセプトについて。
ユニット名通り美しく勇ましい日本女性の良さを伝えていくのが元々のコンセプトなんだけど、しかもそれを紫陽花くらいまでしっかり続けてきたことが今とのギャップに戸惑う部分に繋がってるんじゃないかね。でも、決して見た目だったり、曲だったりをコンセプトに合わせていくってことが目的じゃないと思います。むしろこのコンセプトは美勇伝の3人が常に思っていて欲しいことだって思ってるし、自分が日本の女性の代表になって美しさだったりを伝えて行くっていう自覚を持って、女性として成長して欲しいっていうメッセージだとどっちかっていうと自分は受け止めています。衣装に関しても、徐々に露出とかに関しては落ち着いてきた感じではあるし、そもそも他のユニットとは一線を引いたような部分にあって絶対にハロプロにも必要なユニット。で、自分の考えとしては、コンセプトを全て捨てている訳じゃないから問題ないんじゃないかなってくらい。最近はタイトルになる曲がわりとセクシー路線だったりするわけだけど、カップリング曲では梨華ちゃんが言ってた通りいろんな美勇伝を見る事ができるようにうまくされてるんですよね。しかも、コンセプトにあった日本を歌う曲ってのも今回のじゃじゃ馬のカップリングに入れて来たわけだし、こういうことを考えると決してそういうのを捨ててしまった訳じゃないんですよね。逆に言えばコンセプトに縛られすぎたら、今度はツアーが単調になってしまってそこからまた成長が頭打ちになってしまうような可能性もあるわけですし。徐々に唯ちゃんも大人になってきたわけだし、そういう中で日本女性の美しさだったり、勇ましさだったり、美勇伝からは日本女性の強さとかも見えてくるからこの辺はゆっくりゆっくりと最終的にコンセプト通りに良さをうちらに、世界に伝えられるようなユニットになったらいいなと思います。

次にちょっと今感じてるのは美勇伝ヲタの温度差について。
どうしても石川梨華が好きだからコンサートにきたりって人は実際多いようには感じてます。
ただ、最近はコンサートに一体感が生まれて来て、そういう美勇伝の単独コンサートの中での温度差は感じなくなってきましたが、まだちょこちょこと感じてるのはまた確か。
その中で今この秋ツアーを娘。に帯同して回っていてもちろんゲスト扱いなんで単独よりも出番は少ないと。
ここで美勇伝コミュだったり他の人の日記にコメントしてる人を見るとかなり意見が割れてるみたいなんですよね。もちろん自分の推しメンが舞台にたくさんいてくれれば嬉しいし、今回の秋のツアーも単独でやっていたらこういう議論には発展してこないわけでこんな事も思わなかった訳ですが。
結構自分はこの話に関しては、美勇伝ヲタの人の日記だったりコミュニティだったりにマジレスしてるんですよねぇ。どうしても、ただ単にこれをヲタの視線から見て良かったら単独でやれば良かった。で済むような問題じゃないと思うんですよ。
梨華ちゃんは元々娘。にいたわけで、その梨華ちゃんが娘。のツアーに帯同するようになれば嫌でも後輩のメンバーは意識するとは思うし、そこで娘。メンは美勇伝の3人から何かを吸収することが出来るとは思うんです。もちろん逆も言える事で、美勇伝のコンサートは基本的に2、3、4とゲスト無しでやって来た訳で、その中でHPPを挟んだりすることでこの美勇伝らしさがあるコンサートにメリハリが出てるんじゃないかと思っています。1年の中で2ツアーをやって盛り上げるっていうのは今の美勇伝の曲数ではかなり難しい所があるのは事実だと思います。だからこそ、合同コンサートと単独コンサートを繰り返してどんどん成長して行くのを美勇伝のスタイルにするのもまた一つありだと思うんですよね。正直、みーよと唯ちゃんはハロプロの中で活動しているメンバーの中ではモーニング娘。に在籍した訳でもなく、キッズみたいに小さい頃から舞台に慣れてるわけじゃなくていろんな刺激をまだまだ受けないとダメなメンバーだと思うし、それがあるからこそ単独のMCだったりソロパートだったりに生きてくるんですよね。実際を煽るってこと一つ取っても徐々に二人は梨華ちゃんに頼らずに出来るようになったと発言してますし。どんどん二人もしっかりとしたパフォーマンスが出来て来て、より美勇伝は日本女性の良さを伝える事が出来るユニットになってきてると思います。

そして、4年目が始まりました。
さらなる美勇伝の飛躍を願っています。

美勇伝というユニットに出逢えてホントに良かった思ってます。